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筑摩選書

境界の現象学

——始原の海から流体の存在論へ

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01602-7

Cコード

0310

整理番号

95

2014/07/14

判型

四六判

ページ数

240

解説

内容紹介

皮膚は自己と環境との境界である。家は公と私を隔て、国境は国を隔てる。これら境界は本当は一体何を隔て、われわれに何を強いているのか。境界を越えるという経験はいかなる意味をもちうるのか。境界を越えて、われわれはいかに他者と出会い、世界とつながることができるのか―。幾層もの境界を徹底的に問い直し、内/外を無効化する流動的でダイナミックな存在のあり方を提示する。身体・自己・世界の関係を考察してきた著者が、流体の存在論なる新境地に挑む。

目次

始原の海のディオゲネス
第1部 変身(ファッションと産まれることの現象学
見つめられることの現象学
痛むこと、癒されること
食べられること、食べること)
第2部 海と空気(流体のオントロジー
都市とウィルダネス、天井も壁もない家
家のないこと
コスモポリタニズム
海洋惑星とレジリエンス)

著作者プロフィール

河野哲也

( こうの・てつや )

河野 哲也(こうの・てつや):1963年生まれ。立教大学文学部教育学科教授。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程哲学専攻修了。博士(哲学)。著書『問う方法・考える方法』(ちくまプリマー新書)、『道徳を問いなおす』(ちくま新書)、『世界哲学史8』(共著、ちくま新書)、『暴走する脳科学』(光文社新書)など。

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