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筑摩選書

メガ・リスク時代の「日本再生」戦略

——「分散革命ニューディール」という希望

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01714-7

Cコード

0354

整理番号

195

2020/09/15

判型

四六判

ページ数

224

解説

内容紹介

巨大リスクに直面する現代日本。いつ収束するのか見通せない新型コロナウイルスの世界的流行。記録的な豪雨による深刻な水害など地球規模の気候変動。情報通信分野の立ち遅れと情報セキュリティの不備―。衰退する一方の産業をどう立て直し、雇用創出をどう実現するか?私たちの暮らしを守るには何が必要か?世界的な潮流となっている再生可能エネルギーを軸とする、地域分散ネットワーク型の経済社会へと転換することで、「ガラパゴス・ニッポン」から脱却できると説く希望の書!

目次

序章 分散革命ニューディールを!(新しいリスクと分散革命
新型コロナ大恐慌
感染防止か経済化というジレンマ)
第1章 不可逆的な大転換(再生可能エネルギーの「常識」の非常識
世界の再生可能エネルギーの現在と未来
日本の再生可能エネルギーの現在
自然エネルギー先進国・デンマーク)
第2章 ガラパゴス化と希望のタネ(世界的なトレンドに逆行する日本
「ご当地エネルギー」で日本を変える)
第3章 来るべき社会へ(苦境にあえぐ日本経済
エネルギー転換で経済・社会を変える)
第4章 いま、私たちにできること(周縁から「恐竜」を倒す
電力会社の筆頭株主運動
福島再生可能エネルギー100%を目指す「現代の自由民権運動」
私たちにできること)

著作者プロフィール

金子勝

( かねこ・まさる )

金子 勝(かねこ・まさる):1952年、東京都生まれ。経済学者。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学社会科学研究所助手、法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現在、立教大学経済学研究科特任教授、慶應義塾大学名誉教授。財政学、地方財政論、制度経済学を専攻。著書に『市場と制度の政治経済学』(東京大学出版会)、『新・反グローバリズム』(岩波現代文庫)、『「脱原発」成長論: 新しい産業革命へ』(筑摩書房)、『平成経済 衰退の本質』(岩波新書)、『資本主義の克服』(集英社新書)ほか多数。

飯田哲也

( いいだ・てつなり )

1959年山口県生まれ。環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長。自然エネルギー財団理事。京都大学工学部(原子核工学)修了後、神戸製鋼の原子力部門や電力中央研究所に約十年勤務。その後、北欧留学を経て現職。日本を代表する社会イノベーターとして国内外に知られ、豊富なネットワークをもつ。主な著書に『北欧のエネルギーデモクラシー』(新評論)、『自然エネルギー市場』(共著、築地書館)、『原発社会からの離脱』(共著、講談社現代新書)などがある。

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