筑摩選書
日本半導体物語
─パイオニアの証言
牧本次生
著
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よきにつけ悪しきにつけ、ウォルト・ディズニーが創造したエンタテインメントは、米国大衆文化の記号である。その愉快で陽気な空想世界はいまなお拡大を続けるいっぽう、巨大資本を投入して反自然的な世界、徹底的に飼いならされ、無菌化、無臭化された世界を生み出したという批判もある。ウォルトが描き出した物語から、現代の私たちが与えられた影響を読み解く。
序章 ディズニーと映像の政治学
第1章 ようこそ、ウォルトの不思議の国へ
第2章 ミッキーマウスの生態学
第3章 姫と魔女のエコロジー―ディズニーとおとぎ話の論理
第4章 「バンビ・シンドローム」とネイチャー・フィルムの誕生
第5章 象とサーカス―ダンボとジャンボの動物政治学
第6章 ネズミは踊り、ドイツは笑う―戦争とプロパガンダ
第7章 ディズニーとSF的想像力―冷戦とアトミック文化の展開
第8章 文化と所有―くまのプーさんと著作権論争
終章 ポストディズニーの時代―プリンセス・動物・イノセンス
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