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筑摩選書

暴走するポピュリズム

——日本と世界の政治危機

宮日出版文化賞(第三二回)/日本地方自治研究学会学会賞(二〇二二年度)

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01735-2

Cコード

0331

整理番号

217

2021/08/10

判型

四六判

ページ数

256

解説

内容紹介

2010年頃から、日本政治がポピュリズムによって動いていると指摘されるようになってきた。世界的には、ポピュリズムは20世紀の早い時期、1930~1950年代の南米に起源があるとされ、長い歴史と波を持つ運動である。本書では世界のポピュリズムの流れとの比較から、1990年代の「改革派首長」(橋本大二郎、北川正恭、田中康夫ら)や小泉改革などに、現代日本のポピュリズムの淵源を求め、「橋下劇場」「小池劇場」と呼ばれる「劇場型政治家」がなぜ地方政治に現れたのか、その政治力学を分析。今後日本でも国政レベルでポピュリズム政党が台頭する可能性があるか、そうなった場合の危険性や対処法をリベラル・デモクラシー擁護の観点から幅広く論じる。

目次

ポピュリズムとは何か
1 日本のポピュリズム(平成のポピュリズム現象
橋下劇場
小池劇場 ほか)
2 世界のポピュリズム(世界のポピュリズム
欧州ポピュリズム政党の台頭要因と未然防止策)
3 ポピュリズムへどう立ち向かうか(日本でのポピュリズム台頭の可能性と防止策
ポピュリズム政党が政権を取った時の対応策)
リベラル・デモクラシーの危機

著作者プロフィール

有馬晋作

( ありま・しんさく )

1955年鹿児島県生まれ。宮崎公立大学学長。同人文学部国際文化学科教授。博士(学術)。鹿児島大学大学院人文社会科学研究学科博士後期課程満期退学。専門は行政学、地方自治論。著書『東国原知事は宮崎をどう変えたか』『劇場型首長の戦略と功罪』『劇場型ポピュリズムの誕生』(いずれもミネルヴァ書房)など。

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