フランク・ウィルチェック
( ふらんくうぃるちぇっく )フランク・ウィルチェック(Frank Wilczek):1951年生まれ。アメリカの物理学者。プリンストン大学で博士号を取得。マサチューセッツ工科大学ヘルマン・フェッシュバッハ物理学教授。2004年、「強い相互作用の理論における漸近的自由性の理論的発見」によりノーベル物理学賞をデイヴィッド・グロス、デイヴィッド・ポリツァーとともに受賞。邦訳書に『物質のすべては光――現代物理学が明かす、力と質量の起源』(ハヤカワ文庫)がある。
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2,090
円978-4-480-01754-3
0342
235
2022/09/14
四六判
320
頁私たちが住まう世界はどのように誕生し、なぜこのようなかたちで存在するのか。この永遠の謎に現代物理学はかつてなく迫りつつある。その最前線に立つのが、漸近的自由性の発見および量子色力学の開発により、2004年にノーベル物理学賞を受賞し、その後もアクシオンの創案、エニオンの命名、時間結晶仮説の提唱など、革新的な研究を次々と進めているフランク・ウィルチェックである。本書では、その世界的物理学者が、「空間」「時間」「法則」「物質、エネルギー」「複雑性」「相補性」など物理学の基本となる10の概念を丁寧に紹介しつつ、私たちの生きる世界・宇宙がどのようにして成り立っているのかをやさしく解き明かしていく。専門知識のない一般読者でも楽しめる最良の科学読み物。
第1部 今あるもの(広大な空間
悠久の時間
ごく限られた構成要素
ごく限られた法則
たくさんの物質とエネルギー)
第2部 始まりと終わり(宇宙の歴史は開かれた本だ
複雑さ出現す
まだまだ見るべきものがある
謎は残る
相補性は精神を拡張する)
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