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筑摩選書

日本政教関係史

——宗教と政治の一五〇年

定価

1,870

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01772-7

Cコード

0330

整理番号

254

2023/04/12

判型

四六判

ページ数

304

解説

内容紹介

明治維新から現在までの近現代日本の宗教行政・宗教政策の歴史を概観し、重要なトピックを事例ごとに分析する。明治期には、政府による神道・仏教の分離とその頓挫、神社の国家管理、キリスト教の事実上の黙認と内村鑑三不敬事件などがあり、大正期には政府による宗教法・宗教団体法の制定が模索され、それは昭和にようやく国民精神の動員の名目で成立。だが戦後、占領軍は国家神道の排除のため戦前の宗教団体法を廃止。一九五一年に成立した宗教法人法が、憲法規定とともに信教の自由と政教の分離を明確に定め、靖国神社による戦没者祭祀が戦後一貫して問題となり続ける。現在の統一教会問題でも注目を集めている政治と宗教の関係をさまざまな事例を通じて検証し、政教問題の本質に迫る。

目次

第1章 近現代日本の宗教行政史概観 1868‐2019
第2章 教育と宗教の衝突 1890‐1893
第3章 内地雑居とキリスト教公認問題 1894‐1903
第4章 公害・戦争・遊郭・社会主義との対峙 1890‐1911
第5章 飢饉と救済 1905‐1906
第6章 宗教団体法の整備過程 1899‐1939
第7章 「大東亜共栄圏」と仏教哲学者 1916‐1945
第8章 満洲国の「靖国」 1935‐1945
第9章 靖国神社の近現代史 1869‐2019

著作者プロフィール

小川原正道

( おがわら・まさみち )

小川原 正道(おがわら・まさみち):1976年生まれ。慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は日本政治思想史。著書に『福沢諭吉――「官」との闘い』(文藝春秋)、『福沢諭吉の政治思想』(慶應義塾大学出版会)、『小泉信三――天皇の師として、自由主義者として』(中公新書)、『福沢諭吉 変貌する肖像』(ちくま新書)、『日本政教関係史』(筑摩選書)など。

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