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ちくま文庫

クラクラ日記

戦後文壇を華やかに彩った無頼派の雄・坂口安吾との、嵐のような生活を妻の座から愛と悲しみをもって描く回想記。 【解説: 巻末エッセイ=松本清張 】

定価

1,056

(10%税込)
ISBN

978-4-480-02354-4

Cコード

0195

整理番号

-3-1

1989/12/04

判型

文庫判

ページ数

368

解説

内容紹介

敗戦の衝撃に茫然自失する戦後世界をランニング・シャツにパンツ一枚で走りぬけた男―坂口安吾。彼は一時期“戦後”の象徴だった。「堕落論」「安吾巷談」などで戦後文壇をはなやかにいろどり、やがてアドルム中毒のすえ狂気に追いこまれていく…。孤独の人安吾を捨身で支え、看護し、さまざまの事件の後始末に奔走した妻の座から、愛と悲しみをもって描き切った異能の作家の回想記。

目次

闇市にて
新生活
チャプスイの味
闘病記
かりの宿
生まれなかった子供
競輪事件前後
犬・ゴルフ・遠足
ついの棲家で

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