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定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-02569-2

Cコード

0193

整理番号

-1-3

1991/10/24

判型

文庫判

ページ数

688

解説

内容紹介

平安時代末期に成ったこの説話集は、おそらく大寺の無名の書記僧が、こんなおもしろい話がある、ほかの人に知らせてあげたい、おもしろいでしょうといった気持ちで集め書かれたと言われている。本書は、大部の説話集の中から本朝の部のみをとり上げ、さらに訳者福永武彦の眼により155篇を選んだ。文学的香り高い口語訳により、当時の庶民の暮らしぶりを生き生きと再現している。

目次

第1部 世俗
第2部 宿報
第3部 霊鬼
第4部 滑稽
第5部 悪行
第6部 人情
第7部 奇譚
第8部 仏法

この本への感想

何度も読んだ本です。
購入したのは、かなり昔のことなのに、本を手にした第一印象は今でもはっきり覚えています。

「ぶ、分厚い・・・」

でも、本を開いてみたらショートショートのような短い話ばかり。しかも、どの話もワクワクさせてくれる。
大きな箱の中に小粒の宝石(しかも価値あるものばかり)がぎっしり詰まっている、そんなイメージ。

読み始めたら、「この話面白い」「この話も面白い」と次から次へとずんずんずんずん読まずにいられなくなるのです。

それにしても、原典の説話を厳選してこのボリューム。
それでも、ここに収録されているのは原典からのほんの一握り(いや、ひとつまみかもしれない)にすぎないだなんて。

完訳版があったら、こんな分厚い本が何巻並ぶことになるのでしょう?
途方もない気がします。

〇〇丸

さん
update: 2016/01/14

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