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ちくま文庫

マリアのうぬぼれ鏡

定価

638

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03576-9

Cコード

0195

整理番号

-9-6

2000/09/06

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

「女というものにとって、うぬぼれ鏡と、褒め手とは絶対に必要なものである」「濃い薔薇色の、縞のある敷布と、深いオリイヴに薄茶の小もようのある掛けぶとんとの中に、私の天国が、あった」…毒舌とユーモアだけにあらず、好悪の精神とそれを表現しきるレトリックの芸は追随を許さない。どこから読んでも刺激的な、極めつきの森茉莉語録。文庫オリジナル。

目次

贅沢
食い道楽
幸福
恋愛
小説家
お洒落
想い出
巴里
空想
日本人
人生

著作者プロフィール

森茉莉

( もり・まり )

1903─87年、東京生まれ。森?外の長女。1957年、父を憧憬する娘の感情を繊細な文体で描いた随筆集『父の帽子』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、50歳を過ぎて作家としてスタートした。著書に『恋人たちの森』(田村俊子賞)、『甘い蜜の部屋』(泉鏡花賞)、『贅沢貧乏』、『私の美の世界』、『森茉莉全集』全8巻など。

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