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ちくま文庫

カラダで感じる源氏物語

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03778-7

Cコード

0195

整理番号

-39-1

2002/10/09

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

『源氏物語』はエロ本である。どんなにエロティックか、そしていかに現代的であるかをあますところなく暴きだす、気鋭の古典エッセイストの『源氏物語』論。「病気好き」「ブス好き」「コンプレックス」だらけの男たち、「ストレス過多」で、「拒食症」で、その中で自己を見出していく女たち。当時の時代背景、経済事情まで解説し、さらにオナニーにも使えると喝破する。

目次

第1章 感じるエロス(病気する体
感じるエロス ほか)
第2章 源氏物語のリアリティ(ブスでもない美女でもない女の魅力
等身大の男達 ほか)
第3章 五感で感じる源氏物語(感じる視覚
感じる触覚 ほか)
第4章 失われた体を求めて―平成の平安化(感じる経済
感じる不幸 ほか)

著作者プロフィール

大塚ひかり

( おおつか・ひかり )

1961年横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部日本史専攻。古典を題材としたエッセイを多数手がける。著書に、『源氏の男はみんなサイテー』『ブス論』『愛とまぐはひの古事記』『女嫌いの平家物語』(以上ちくま文庫)『本当はひどかった昔の日本』(新潮文庫)『本当はエロかった昔の日本』(新潮社)『昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』(草思社文庫)『女系図でみる驚きの日本史』(新潮新書)など多数。また『源氏物語』全6巻の個人全訳も手がける(ちくま文庫)。趣味は系図作り。

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