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ちくま文庫

内田百閒集成19

——忙中謝客

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03899-9

Cコード

0195

整理番号

-12-20

2004/04/07

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

貼紙の効き目なく、突然訪れた客との応接を描く表題作ほか珠玉の三十六篇。上京後の下宿にはじまり、挙句には戦災の跡地の掘立小屋にまで転々と住居を変えつつ、その折り折りの街並みや人情を深い共感でつづった東京随筆集。

目次

忙中謝客
窓前
春雪記
今古
入道雲
塔の雀
上京
丘の橋
横町の葬式〔ほか〕

著作者プロフィール

内田百閒

( うちだ・ひゃっけん )

1889-1971。岡山市の生まれ。本名は栄造。ペンネームは郷里の百閒川にちなむ。旧制六高在学中は俳句に親しむ。東大ドイツ文学科卒。陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学等でドイツ語を教える。教師をやめたのち作家活動に入り、特異な幻想をつづった短編集「冥途」「旅順入城式」を発表。飄逸な「百鬼園随筆」によってひろく世に出た。借金術の大家で、鉄道好きとしても知られていた。

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