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シリーズ・全集

書物の近代

——メディアの文学史

定価

1,442

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05180-6

Cコード

0395

整理番号

1992/10/23

判型

四六判

ページ数

280

解説

内容紹介

モノであるとともに記号でもある書物と人との関係は、近代の展開のなかでいかなる変容をとげたのだろうか?近代小説の物質的基盤、その生産と享受のプロセスをとらえ直す新しい文学史の誕生。

目次

はじめに 書物のなかの小説
第1章 小説の始まり、書物ブックの誕生
第2章 意匠のイデオロギー
第3章 書斎の空間、書物の宇宙
第4章 書物のリアリズム
第5章 侵入する肖像写真
第6章 活字の氾濫、メディアの闘争
第7章 書物の知恵の環
第8章 紙の戦争

著作者プロフィール

紅野謙介

( こうの・けんすけ )

1956年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。麻布高等学校教諭を経て、現在、日本大学文理学部教授、学部長。専攻は日本近代文学。メディア環境や多様な文化の広がりの中で文学を捉える試みを続けている。著書に『国語教育の危機』(ちくま新書)、『書物の近代』(ちくま学芸文庫)、『投機としての文学』(新曜社)、『検閲と文学』(河出ブックス)、『物語岩波百年史(1)「教養」の誕生』(岩波書店)、共編『ちくま小説選』『ちくま小説入門』(筑摩書房)、『日本近代短篇小説選』(岩波文庫)他多数。筑摩書房高等学校用国語教科書編集委員。

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