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ちくま新書

ロマネスクとは何か

——石とぶどうの精神史

定価

1,078

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07333-4

Cコード

0222

整理番号

1525

2020/10/07

判型

新書判

ページ数

308

解説

内容紹介

教会堂を飾る奇怪な彫刻の群れ、異様な幻視に取り憑かれた修道士、黒いマリア像、戦いで浴びた血を浄め天を望む祈りの声…厳粛なキリスト教を笑うかのような大らかで過剰な表象に満ちたロマネスク。10世紀から12世紀半ばにかけて、豊かな自然を背景に新たな信仰を模索した人々は、天上に神を仰ぐ一神教を維持しつつ、自然界に神々の現れを見る異教を受け入れて、垂直と水平の両方の視界の「つながり」を求めた。近年の西洋中世研究の成果をふんだんに織り込み、ロマネスクの時代精神に光を当てる待望の書。

目次

第1部 ロマネスクの原点(古代ローマのロマネスク
ねじれ柱)
第2部 古代から中世へ(小さな罪
新たなネットワークへ)
第3部 ロマネスクを生きた人々(出現
古代からのさまよい
祈りの旅路)
結びにかえて―語りそびれたことなど

著作者プロフィール

酒井健

( さかい・たけし )

一九五四年、東京生まれ。一九七八年東京大学仏文科卒、同大学大学院進学。パリ大学でバタイユ論により博士号取得。現在、法政大学文学部教授。専門は、フランス現代思想、西欧文化史。著書に『バタイユ入門』(ちくま新書)、『ゴシックとは何か』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『バタイユ──聖性の探究者』(人文書院)、『絵画と現代思想』(新書館)、『シュルレアリスム──終わりなき革命』(中公新書)、訳書にバタイユ『エロティシズム』『ランスの大聖堂』『純然たる幸福』『ニーチェ覚書』(以上、ちくま学芸文庫)、『ニーチェについて』(現代思潮社)がある。

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