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ちくま新書

大正史講義【文化篇】

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07423-2

Cコード

0221

整理番号

1590

2021/08/05

判型

新書判

ページ数

512

解説

内容紹介

大正時代の日本は、さまざまな外来の文物を貪欲に受け入れ、豊かな社会の到来もあって新たな思想や価値観、生活スタイルや芸術文化をも生み出した。労働運動がさかんになり、デモクラシーへの要求が強まるとともにナショナリズムも勃興する。教養主義が成立し、女性の地位が変わり始めるとともに、大衆社会化によって多様な消費文化が生まれていった。こうした百花繚乱ともいえるこの時代の文化を、二五人の研究者による最新成果を結集して、イデオロギーから中立に、できる限り正確に描き出す。

目次

吉野作造と民本主義
経済メディアと経済論壇の発達
上杉愼吉と国家主義
大正教養主義―その成立と展開
西田幾多郎と京都学派
「漱石神話」の形成
「男性性」のゆらぎ―近松秋江、久米正雄
宮沢賢治―生成し、変容しつづける人
北原白秋と詩人たち
鈴木三重吉・『赤い鳥』と童心主義〔ほか〕

著作者プロフィール

筒井清忠

( つつい・きよただ )

1948年生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。東京財団政策研究所主席研究員。専門は日本近現代史、歴史社会学。著書『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新書)、『昭和史講義』『昭和史講義2』『昭和史講義3』『昭和史講義【軍人篇】』『昭和史講義【戦前文化人篇】』『昭和史講義【戦後篇】上・下』『明治史講義【人物篇】』(編著、ちくま新書)、『戦前日本のポピュリズム』(中公新書)、『近衛文麿』(岩波現代文庫)、『満州事変はなぜ起きたのか』(中公選書)、『帝都復興の時代』(中公文庫)、『石橋湛山』(中公叢書)など。

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