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定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08490-3

Cコード

0198

整理番号

-11-1

1999/07/08

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

19世紀パリに生まれ、人類の思考の極北で「存在」そのものを問う形而上学的「劇」を生き、今なお文学・思想に圧倒的なインパクトを与え続ける詩人マラルメ―20世紀哲学の旗手サルトルが、マルクス主義的歴史読解とフロイト精神分析による個人の深層分析を両極に、固有の方法的批判を織りこみながらマラルメという特権的「生きざま」を全的に照射し、文学の存立の根拠をも問い直す渾身の論考。社会と文化の内部にあって、なおもそれを超えうる「作家」を貫き支える力線を描き出す伝説的トルソー。

目次

マラルメの現実参加(無神論の遺産相続人たち
選ばれし者)
マラルメ(1842‐1898)

著作者プロフィール

ジャン=ポール・サルトル

( さるとる,じゃん=ぽーる )

1905-1980年。パリに生まれ、高等師範学校に学び、哲学の教授資格を取得。1930年代から独自に現象学を研究し、『自我の超越性』『想像力』『情動論粗描』などを発表。その現象学的総決算が、本書『存在と無』(1943年刊)である。戦後教壇を去り、「実存主義はヒューマニズムか」と題する講演で一躍マスコミの脚光を浴び、実存主義ブームを巻き起こす。在野の知識人として、小説、文学評論、政治論文と幅広い執筆活動を行う。1964年にはノーベル文学賞を辞退。彼の葬儀には何万人という市民が参集した。著書に『嘔吐』『自由への道』『聖ジュネ』『弁証法的理性批判』など多数。

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