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ちくま学芸文庫

江藤淳コレクション 2

——エセー

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08652-5

Cコード

0195

整理番号

-7-2

2001/08/08

判型

文庫判

ページ数

608

解説

内容紹介

昭和を代表する批評家・江藤淳にとって、「戦後」とは何であったのか。母、祖母など自らの一族の来歴を丹念に辿り、その生を浮き彫りにする「一族再会」、アメリカから帰国した著者夫妻が日本で居を定めるまでの心の渇きを綴る「日本と私」、批評家にいたるまでを生い立ちに見出す「文学と私」、早世した作家との交情を描く「山川方夫と私」、人生における最も大切な記憶を語った「渚ホテルの朝食」などエセーを収録。記憶は今、ふたたび喚びおこされなければならない。

目次

夜の紅茶(抄)
西御門雑記(抄)
日本と私
文学と私
短い青春
山川方夫と私
?齒鰍ニ私
渚ホテルの朝食(抄)

著作者プロフィール

江藤淳

( えとう・じゅん )

江藤 淳(えとう・じゅん):文芸評論家。1932‐99。1957年、慶應義塾大学卒業。56年、結核療養中に「夏目漱石」を執筆、58年『奴隷の思想を排す』で新進評論家としての地位を確立。62年より2年間在米。東工大教授、慶大教授などを歴任した。新潮社文学賞、菊池寛賞、日本芸術院賞、野間文芸賞など受賞多数。『江藤淳著作集』全六巻・続全五巻、『新編 江藤淳文学集成』全五巻がある。

福田和也

( ふくだ・かずや )

1960-2024年、東京生まれ。文芸評論家。慶應義塾大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学名誉教授。1992年『日本の家郷』で第4回三島由紀夫賞を受賞。『甘美な人生』で平林たい子賞を受賞。著書に『奇妙な廃墟――フランスにおける反近代主義の系譜とコラボラトゥール』『日本人の目玉』『地ひらく──石原莞爾と昭和の夢』『山下奉文──昭和の悲劇』『乃木希典』『作家の値うち』『イデオロギーズ』『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』『贅沢な読書』『俗ニ生キ俗ニ死スベシ 俗生歳時記』『「内なる近代」の超克』、編著に『江藤淳コレクション』(全4巻)などがある。

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