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ちくま学芸文庫

悪文 

——裏返し文章読本

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09042-3

Cコード

0181

整理番号

-1-5

2007/01/10

判型

文庫判

ページ数

240

解説

内容紹介

文法的には正しいのになぜかしっくり来ない文章、明らかに悪文なのにどこか力がある文章、などなど、日本語においては悪文の要素があまりに多岐にわたり、かつ曖昧である。本書では、悪文とは何かに始まり、執筆態度や分量の調節、そして用字・用語の間違いにいたるまで、悪文に陥りやすいポイントをまとめ、小事典風にAからZまでの26章に分類して、日本語を書く際の問題点をユーモラスにわかりやすく解説する。

目次

文章作法書のひろがり
自分に合った本を選び出すヒント
悪文の正体
悪文の諸相
構想の致命傷
展開の混乱
執筆態度できまる悪文
読み手への配慮
わかりにくさの自覚
あいまいさの確認
調子の合わない文章
分量の調節
段落づくりと切るタイミング
中止法と文の長短
文構造の欠陥
主語・述語の脱落と混乱
並列の乱れ
助詞の手抜き
修飾のルール違反
敬語のバランス
文末形式の単調さ
表現の適不適
用語の不注意
用字の勘ちがい
句読点の勘どころ
悪文の変身

著作者プロフィール

中村明

( なかむら・あきら )

一九三五年山形県鶴岡市生れ。国立国語研究所室長、成蹊大学教授を経て、母校、早稲田大学の教授となり、現在、名誉教授。主な著書に、『作家の文体』『名文』『悪文』『比喩表現の世界』『人物表現辞典』(以上、筑摩書房)、『日本語語感の辞典』『日本の作家 名表現辞典』『笑いのセンス』『吾輩はユーモアである』『日本語文体論』『日本の一文30選』(以上、岩波書店)、『日本語の文体・レトリック辞典』『センスをみがく 文章上達事典』(以上、東京堂出版)、『美しい日本語』(青土社)などがある。

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