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ちくま学芸文庫

力学・場の理論

——ランダウ=リフシッツ物理学小教程

ランダウの構想による 「理論物理学教程」入門篇!

圧倒的に名高い「理論物理学教程」に、ランダウ自身が構想した入門篇があった! 幻の名著「小教程」がいまよみがえる。 【解説: 山本義隆 】

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09111-6

Cコード

0142

整理番号

-5-1

2008/03/10

判型

文庫判

ページ数

432

解説

内容紹介

専門に進むまでの基礎課程で使える、簡潔で美しく、現代物理学をも射程に入れた教科書ができないか。それがランダウとリフシッツの新たな「小教程」構想だった。大成功を収めた百科事典ほどの「理論物理学教程“大教程”」から本書へ抽出したのは、力学と電磁気学である。第1部力学は最小作用の原理に始まり、第2部電磁気学も場の理論に始まる。学習者は一気に、経験したことのない目くるめく高みから、現代物理学に通底する概念の眺望を得ることになる。そこからは、量子力学も至近の距離に見えるだろう。よみがえった幻の名著。“大教程”の入門

目次

第1部 力学(運動方程式
保存法則
運動方程式の積分
粒子の衝突
微小振動
剛体の運動
正準方程式
相対性原理
相対論的力学)
第2部 電磁気学(場のなかの電荷
場の方程式
不変な電磁場
電磁波
電磁波の放射)

著作者プロフィール

廣重徹

( ひろしげ・てつ)

1928-1975年。神戸市生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。日本大学理工学部教授。理学博士。専門は物理学史。著書に『物理学史Ⅰ・Ⅱ』(培風館)『戦後日本の科学運動』(中央公論社)『科学の社会史』(中央公論社、のち岩波現代文庫)など、訳書に『カルノー・熱機関の研究』(みすず書房)『力学・場の理論 物理学小教程』(共訳、東京図書、のちちくま学芸文庫)などがある。

この本への感想

まず、貴社に感謝いたします。長らく某出版社において再版されていなかった本教程が、今回ちくま学芸文庫の形で再び世に送られたことは、物理学界に留まらず、日本に再び大きな財産を齎したと思います。私も物理学をやる人間として、本教程から多くの知識と感動を味わえました。また、本教程にのみならず、多くの歴史的名著も同文庫から出版され、素晴らしく思っております。
しかし、大教程に至っては、日本語訳版のほとんどが消えてしまって久しい状況です。残念でなりません。

物性理論いぇい

さん
update: 2009/01/17
古きとも、現代人へ生きる教育的良きもです。小教程2の
量子力学も訳され、発行されることを切にお願い致します。

科学大好き中年

さん
update: 2008/05/29
後半の、場の理論(電磁気学)の単位はCGSガウス系…。
私のようなバカにとってCGS単位系はメンドクサイ。

全てSIに書き変えておいて頂ければ非常に嬉しい。
著作権の問題が絡みそうだが…。

kinetic energy max

さん
update: 2008/04/30
 tak1234さんの感想に全く同感です.
ついでに,ランダウの本教程の方とクーラン・ヒルベルトの数理物理学の
方法を東京図書と岩波から権利を買い取って,文庫本で出していただければ,
持ってて一生退屈しない文庫本になると思います.
ちなみに,先日出張の行き帰りのJRの中でも,Bellの本(某文庫)とこのLandauの本を読んでいました.

Shu

さん
update: 2008/03/31
すばらしい企画です。
ランダウの力学と電磁気の内容がこの値段で手に入る上に、携帯にも便利でいつでも持ち歩けます。
是非つづく量子力学も出版していただければと思います。

tak1234

さん
update: 2008/03/13

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