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ちくま学芸文庫

植物一日一題

「植物学の父」大いに語る

世界的な植物学者が、学識を背景に、植物名の起源を辿り、分類の俗説に熱く異を唱え、稀有な薀蓄を傾ける、のびやかな随筆100題。 【解説: 大場秀章 】

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09139-0

Cコード

0145

整理番号

-29-1

2008/02/06

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

独学で植物学を志し、のちに世界的な植物分類学者となった牧野富太郎が、伸びやかに綴った随筆。和漢洋の典籍を渉猟し、本草書を精査した著者が、その学識を背景に、植物の名の由来、その生態、日本人と植物の関わり方の歴史などを明快に説く。「馬鈴薯とジャガイモ」「キャベツと甘藍」「楓とモミジ」など身近な植物の分類にまつわる話から、「昔の草餅、今の草餅」「茶の銘玉露の由来」「中国の椿の字、日本の椿の字」「海藻ミルの食べ方」といった稀有な蘊蓄まで100題。挿絵多?煤B

目次

馬鈴薯とジャガイモ
百合とユリ
キャベツと甘藍
藤とフジ
ヤマユリ
アカザとシロザ
キツネノヘダマ
紀州高野山の蛇柳
無花果の果〔ほか〕

著作者プロフィール

牧野富太郎

( まきの・とみたろう )

1862-1957。現高知県生まれ。植物分類学者。小学校を中退し、独学で植物学者を志す。東京大学理学部植物学教室で研究、同大学助手、講師を務める間に全国の植物の採集調査を続けて多数の新種を発見し、日本の植物分類学の基礎をつくる。『植物学雑誌』『植物研究雑誌』を創刊。理学博士、第1回文化功労者、没後文化勲章受章。『日本植物志図篇』(11冊)、『大日本植物志』(4冊)、『牧野植物学全集』(7冊)、『牧野日本植物図鑑』ほか著書多数。

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