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定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09179-6

Cコード

0140

整理番号

-12-1

2008/12/10

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

廣重徹の科学史研究には、科学思想の展開を科学の内側から捉えようとするものと、科学と社会との関わりを科学の外側から捉えようとするものとがある。前者は生前『物理学史』として世に問われ、後者は『科学の社会史』へと結実した。本書は著者の没後まとめられた論文集であり、観察対象を要素へと還元していく近代科学の方法論や、体制としての現代科学が形成されていく過程を明らかにすることで、〈内〉と〈外〉の両面から照らされた科学の深淵が簡潔かつ見事に浮かび上がっている。近現代の科学史入門として、また歴史的立場から現代科学の諸問題を剔抉してゆく「廣重科学史」の入門として最適の一冊。

目次

1 科学の歴史と現代(科学における近代と現代
問い直される科学の意味―体制化された科学とその変革)
2 科学の思想(19世紀の科学思想
20世紀の科学思想)
3 補(日本の大学の理学部―その科学社会史的側面)

著作者プロフィール

廣重徹

( ひろしげ・てつ )

1928-1975年。神戸市生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。日本大学理工学部教授。理学博士。専門は物理学史。著書に『物理学史Ⅰ・Ⅱ』(培風館)『戦後日本の科学運動』(中央公論社)『科学の社会史』(中央公論社、のち岩波現代文庫)など、訳書に『カルノー・熱機関の研究』(みすず書房)『力学・場の理論 物理学小教程』(共訳、東京図書、のちちくま学芸文庫)などがある。

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