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ちくま学芸文庫

ジョン・ケージ著作選

音、そのものを聴く 20世紀の最大の作曲家 その思想が音楽を変えた

卓越した聴感を駆使し、音楽に革命を起こしたケージ。本書は彼の音楽論、自作品の解説、実験的な文章作品を収録したオリジナル編集。

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09202-1

Cコード

0173

整理番号

-7-1

2009/05/11

判型

文庫判

ページ数

208

解説

内容紹介

ジョン・ケージの出現により、音楽を聴く、音を作る姿勢が決定的に変わった。彼は従来の作曲者主導による音楽の在り様に背を向け、あらゆる意図を排除するために作曲・演奏・鑑賞に「偶然性」を関与させることで因襲を打破した。「ひとつひとつの音は固有のものであって、ヨーロッパの歴史や理論を備えているわけではない。」この思想は、言葉としても残された。本書は単行本未収録作を中心に、彼の音楽論をはじめ、偏愛したキノコに関するエッセイ、革新的なテキストなど様々な形の言葉を集めたオリジナル編集。また編者による解説と年譜を付す。

目次

音楽愛好家の野外採集の友
合衆国に於ける実験音楽の歴史
実験的音楽ジョン・ケージ
ダニエル・シャルルの33の質問に対する60の答え
インタビュー集 ケージの音楽―1970年以降
われわれはどこで食べているのか?そしてなにを食べているのか?
作曲を回顧して

著作者プロフィール

ジョン・ケージ

( けーじ,じょん )

1912年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。シェーンベルクに作曲を師事。既存楽器を改造したり、演奏にラジオを使用するなど新たな音源を開発し、演奏者が全く楽器を鳴らさない曲を作る等、作曲・演奏・鑑賞に「偶然性」を関与させた革新的な音楽を創り上げた。現代の音楽に偉大な足跡を残しただけでなく、芸術全般に大きな影響を及ぼす。1992年逝去。

小沼純一

( こぬま・じゅんいち )

1959年東京生まれ。早稲田大学文学学術院教授。主な著作に『ミニマル・ミュージック』(青土社)、『武満徹 その音楽地図』(PHP研究所)、『バッハ「ゴルトベルク変奏曲」世界・音楽・メディア』(みすず書房)

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