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ちくま学芸文庫

子どもたちに語るヨーロッパ史

とびきりの入門書

歴史学の泰斗が若い人に贈る、とびきりの入門書。地理的要件や歴史、とくに中世史を、たくさんのエピソードとともに語った魅力あふれる一冊。

定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09246-5

Cコード

0122

整理番号

-3-1

2009/09/09

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

現代フランスを代表する歴史家が、若い世代に贈る、歴史への招待状。ヨーロッパの地理的条件から説き起こし、古代から現在までの重要な出来事、画期的な人物な発明、今につながる大切な思想などを、たくさんのエピソードとともに綴った前半『子どもたちに語るヨーロッパ』と、とくに著者のフィールドである中世史について、知って楽しいさまざまな事柄を、対話形式で自由に語った後半『子どもたちに語る中世』、どちらも歴史を初めて学ぶ人たちによくわかるよう、むずかしい用語や概念を使わず、やさしい口調で説き明かす。中学生から大人まで幅広い

目次

子どもたちに語るヨーロッパ(徒歩でヨーロッパからアジアへ
ヨーロッパは存在するか
ヨーロッパという家族
歴史が地理に生命を与える
最小の大陸 ほか)
子どもたちに語る中世(中世―期間について:“よき”中世と“悪しき”中世
騎士、貴婦人、聖母
城塞と大聖堂
中世の人びと―聖職者と一般信徒、領主と農奴、都市住民、商人と職人、旅人と巡礼者、貧者と病人
権力者たち―王、教皇、皇帝 ほか)

著作者プロフィール

ジャック・ル・ゴフ

( る・ごふ,じゃっく )

1924年生まれ。現代フランスを代表する中世史家。高等師範学校で 歴史を専攻し、プラハ、オックスフォード、ローマへ留学後、リール大学に赴任。59年、高等研究院第六部門のスタッフとなる。以後、リュシアン・フェーヴル、マルク・ブロック、フェルナン・ブローデルらの後を受け活躍、アナール派第三世代のリーダーとなる。文献考証的な歴史学を離れ、歴史におけるイマジネールなものの研究を通して魅力あふれる歴史記述を生み出した。現在も精力的に執筆活動をつづけている。『中世とは何か』ほか著書多数。

前田耕作

( まえだ・こうさく )

1933年生まれ。名古屋大学文学部卒。アフガニスタン文化研究所所長。東京藝術大学・帝京大学客員教授。2003年以来、爆破されたアフガニスタンのバーミヤン遺跡の保存・修復の事業にたずさわっている。著書に『巨像の風景』(中公新書)、『ディアナの森』(せりか書房)、『宗祖ゾロアスター』(ちくま学芸文庫)、『アジアの原像』(NHKブックス)、『玄奘三蔵、シルクロードを行く』(岩波新書)など、訳書にバシュラール『火の精神分析』、エリアーデ『イメージとシンボル』(以上せりか書房)、『子どもたちに語るヨーロッパ史』(監訳、ちくま学芸文庫)などがある。

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