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定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09332-5

Cコード

0139

整理番号

-22-2

2011/02/08

判型

文庫判

ページ数

432

解説

内容紹介

柳が生涯を通して集め続けた美しいものたち。李朝の白磁、丹波の古陶、沖縄の染織品、民窯の生活雑器、絵馬をはじめとする民間の絵画、イギリスのスリップウェア、名もなき人たちの手紙…。あらゆるジャンル・時代、地域に及ぶその蒐集には、しかし、ある共通の美しさが宿っている。柳はその共通する美しさを「美の標準」と呼び、その美の来たる所以を、「阿弥陀仏」の「本願」に求めた。彼の思索に影響を与え続け、「民藝」という思想を形作った旧蔵の逸品をピックアップし、それに関する論考を収録。

目次

中世紀の藝術(ゴシックの藝術)
雑器の美
スリップ・ウェアの渡来
苗代川の黒物
李朝の壷
絵唐津の公案
狭間の公案
丹波の古壷に寄す
多々良の雑器
丹波布の美〔ほか〕

著作者プロフィール

柳宗悦

( やなぎ・むねよし )

1889-1961年。学習院高等科在学中に雑誌「白樺」創刊に参加。主に美術の分野を担当した。東京帝国大学哲学科を卒業後は宗教哲学者として活躍。濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチ、富本憲吉らと出会い、「民藝」という新しい美の概念を打ちたてた。眼の人として知られるが、柳のまなざしは、物の美しさだけではなく、物を生み出した人や社会にたえず注がれていた。

日本民藝館

( にほんみんげいかん )

1936年10月24日開館。初代館長は柳宗悦。主に江戸後期以降の民衆生活に使用された陶磁器・染織・木漆工などの工芸品を約17000点所蔵。民芸運動に関係した個人作家作品も多数収蔵している。現在、年間5回の特別展を行い、常時およそ500点を陳列、公開している。そのうち年に一度「日本民藝館展―新作工藝公募展―」を開催し、新作工芸の普及にも努めている。

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