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定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09371-4

Cコード

0170

整理番号

-18-2

2011/02/08

判型

文庫判

ページ数

608

解説

内容紹介

20世紀を疾走し、屹立した芸術家、岡本太郎。その多面的な活躍は大きなセンセーションを巻き起こした。しかし彼の活動の軌跡は、さまざまな断片として人々の記憶にしまわれ、全体像を捉えるのは難しくなってしまった。はたして、岡本太郎とは何者だったのか―。いま生誕100年を迎え、遺された著作によって伝説と偶像を解体し、その存在の全貌に迫る、決定版著作集。1巻では「対極」と「爆発」というキーワードを手がかりに、若き日の詩文から、大阪万博参加への決意を記したテクストまで、生涯を貫く思想を掴みだす。

目次

赤い兎
今日の芸術
夜の会
対極主義
爆発と瞬間
万国博に賭けたもの

著作者プロフィール

岡本太郎

( おかもと・たろう )

1911-96年。父は漫画家・岡本一平、母は作家・岡本かの子。29年渡仏、抽象芸術、シュルレアリスムの運動に参加。パリ大学で民族学、哲学を学び、バタイユらと活動を共にした。40年に帰国、42年中国戦線に出征。46年に復員後、花田清輝らと「夜の会」を結成し、アヴァンギャルド芸術を推進した。『今日の芸術』『日本の伝統』はベストセラーとなった。70年、大阪万博テーマ館のプロデューサーとして「太陽の塔」を制作。以後、テレビをはじめとするあらゆるメディアを通じて発言と行動をつづけた。

山下裕二

( やました・ゆうじ )

1958年広島県呉市生まれ。明治学院大学教授。東京大学大学院修了。著書に、『室町絵画の残像』『水墨画入門──見る・味わう・愉しむ』『日本美術の二〇世紀』ほか。赤瀬川氏との共著に『日本美術応援団』『日本美術応援団・オトナの社会科見学』『雪舟応援団』『実業美術館』がある。

椹木野衣

( さわらぎ・のい)

椹木 野衣(さわらぎ・のい):1962年埼玉県秩父市生まれ。美術批評家。多摩美術大学教授。主な著作に『日本・現代・美術』『戦争と万博』ほか。

この本への感想

本書を読むと、芸術論だけに止まらず、思想・哲学・文化論・歴史、はたまた人間として如何に生きるべきか等、広い射程で岡本太郎と対峙することができる。
本書並びに本シリーズに収められている氏の芸術に対する考えは、けっして色あせておらず、ますます今日的な問題を我々に突きつけてくる。
「美術・芸術はなんか堅苦しく、いかめしい」と思っている人たちに、是非読んでもらいたい本だ。

大島一彦

さん
update: 2011/04/24

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