loading...

ちくま学芸文庫

一休・正三・白隠

——高僧私記

禅を極めた異端の高僧

乱世に風狂一代を貫いた一休。武士道を加味した禅をとなえた鈴木正三。諸国を行脚し教化につくした白隠。伝説の禅僧の本格評伝。 【解説: 柳田聖山 】

定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09380-6

Cコード

0115

整理番号

-19-1

2011/04/06

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

一休宗純。女犯、淫酒、風狂三昧の生を赤裸々に詩にのこした伝説の禅僧。乱世に五山の権力仏教に反旗を翻し、東北から九州まで一所不在、苦難困窮の庶民と同じ地平を歩んだ。鈴木正三。武人の経験を出家生活に生かした異色の生涯。大坂夏の陣ののち感ずるところあり出家したが、武士を捨てても世は捨てず、庶民教化につくした。白隠。自在奔放な禅画で知られる臨済禅中興の祖。堕地獄から逃れるために出家、貧困と飢饉の巷でひたすらな坐禅と説法行脚に明け暮れた。―矛盾と罪苦に悩み、庶民のなかで禅を極めた異端の高僧三人。その思想と生涯を共感

目次

一休のこと
再び一休のこと
鈴木正三
白隠

著作者プロフィール

水上勉

( みずかみ・つとむ )

1919-2004年。作家。福井県生まれ。9歳で京都の臨済宗相国寺の塔頭に徒弟として入る。病気、貧困などに見舞われながらも志をすてず、宇野浩二に師事して小説を書き続ける。処女作は『フライパンの歌』。61年『海の牙』で日本探偵作家クラブ賞受賞、『雁の寺』で直木賞受賞。『飢餓海峡』『五番町夕霧楼』『越前竹人形』『金閣炎上』『一休』『良寛』など作品多数。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま学芸文庫」でいま人気の本

いま話題の本