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ちくま学芸文庫

江戸料理読本

食の悦楽ここに極まれり

江戸時代に刊行された二百余冊の料理書の内容と特徴、レシピを紹介。素材を生かし小技をきかせた江戸料理の世界をこの一冊で味わい尽くす。 【解説: 福田浩 】

定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09483-4

Cコード

0139

整理番号

-36-1

2012/09/10

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

鰹の刺身に芥子を添えて、鱧皮なますと、白和えで冷や酒を一献。鬼平が目を細め、梅安が舌鼓打った献立の数々。醤油などの調味料が完成し、流通網が整備された江戸時代に、日本料理は急激な発展を遂げる。加えて、大名家お抱え料理人らが料理心得本、レシピ集を多数刊行したことから、家庭でも、素材を生かしつつ小技をきかせた、粋な料理が作られるようになった。本書では、『豆腐百珍』『名飯部類』『黒白精味集』『素人庖丁』など、江戸時代に出版された数百冊の料理書から、当時愉しまれた献立約七十種と、その作り方を紹介する。江戸時代の料理

目次

江戸料理入門
米料理
めん料理
魚介料理
肉料理
卵料理
豆腐料理
野菜料理
大根料理
いも料理
きのこ料理
こんにゃく料理
海藻料理
漬物
菓子
珍奇な料理
食禁

著作者プロフィール

松下幸子

( まつした・さちこ )

1925年生まれ。東京女子高等師範学校家政科を卒業。埼玉師範学校、埼玉大学を経て、1965年より1991年まで千葉大学に勤務。現在千葉大学名誉教授。国立劇場(第一食堂十八番)や歌舞伎座などで、江戸料理の再現を手掛けている。著書に『祝いの食文化』(東京美術)、『図説江戸料理事典』(柏書房)、『錦絵が語る江戸の食』(遊子館)、共著に『料理文献解題』(柴田書店)、『再現江戸時代料理』(小学館)、『料理いろは包丁』(柴田書店)などがある。

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