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ちくま学芸文庫

民主主義の革命

——ヘゲモニーとポスト・マルクス主義

新たな「政治的想像力」へ

失敗に帰したマルクス主義の限界を乗り越えるべく、「根源的・自由主義的・複数的」な民主主義像を提示した、ポスト・マルクス主義の古典的著作。

定価

1,870

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09494-0

Cコード

0131

整理番号

-6-1

2012/11/07

判型

文庫判

ページ数

432

解説

内容紹介

新自由主義が台頭し、経済のグローバル化が進展するなか、政治的シニシズムが蔓延し始めている。こうした状況下で、新たな「政治的想像力」はいかにして可能か。本書はグラムシの思想のほか、ラカン、デリダといったポスト構造主義を摂取し、階級や革命的主体概念に依拠する古典的マルクス主義を脱構築、新たなヘゲモニー概念を提起したポスト・マルクス主義の記念碑的著作だ。反核運動や性的マイノリティ、フェミニズム、エコロジー運動など新しい社会運動と労働闘争との「節合」が必要と説く本書は、「ラディカルで複数的なデモクラシー」を構想す

目次

1 ヘゲモニー―概念の系譜学(ローザ・ルクセンブルクのディレンマ
危機、零度 ほか)
2 ヘゲモニー―新たな政治的論理の困難な出現(複合的発展と偶然的なものの論理
「階級同盟」―デモクラシーと権威主義のあいだ ほか)
3 社会的なものの実定性を越えて―敵対とヘゲモニー(社会形成体と重層的決定
節合と言説 ほか)
4 ヘゲモニーとラディカル・デモクラシー(民主主義の革命
民主主義の革命と新しい敵対関係 ほか)

著作者プロフィール

千葉眞

( ちば・しん)

千葉眞(ちば・しん) 1949年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。プリンストン神学大学でPh.D.(政治倫理学)を取得。現在、国際基督教大学名誉教授。政治学者。専門は西欧政治思想史・政治理論。著訳書に『現代プロテスタンティズムの政治思想』(新教出版社)、『ラディカル・デモクラシーの地平』(新評論)、『アーレントと現代』(岩波書店)、『デモクラシー』(岩波書店)、『「未完の革命」としての平和憲法』(岩波書店)、テイラー『世俗の時代』上下(共訳、名古屋大学出版会)、アーレント『アウグスティヌスの愛の概念』(訳、みすず書房)、ラクラウ/ムフ『民主主義の革命』(共訳、ちくま学芸文庫)などがある。

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