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ちくま学芸文庫

作用素環の数理

——ノイマン・コレクション

量子力学が生んだ 新しい、豊かな数学

終戦直後に行われた講演「数学者」と、「作用素環について」1?4の計五篇を収録。一分野としての作用素環論を確立した記念碑的業績を網羅する。

定価

2,310

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09572-5

Cコード

0141

整理番号

-29-6

2015/01/07

判型

文庫判

ページ数

736

解説

内容紹介

数学のアイディアは経験に由来する、というノイマンの数学観は、作用素環に関する研究にも如実に現れている。それは量子力学を数学的に記述しようとしたところから、ノイマンが数学の一分野として確立したものだ。その後、荒木不二洋、境正一郎、竹崎正道、冨田稔など日本人の著しい活動とアラン・コンヌやヴォーン・ジョーンズらの研究によりさらに発展した。本書は「作用素環について」と題された一連の論文と、終戦直後の講演「数学者」を収録。“数学はどうあるべきか”という深い洞察に裏打ちされた第一級の業績がここに。

目次

数学者
作用素環について

著作者プロフィール

J.フォン・ノイマン

( のいまん,J.ふぉん )

1903-57年。ハンガリー、ブダペスト生まれの数学者。ゲッティンゲンでヒルベルトに師事の後、渡米。量子力学、ゲーム理論、計算機科学、気象学など多岐にわたる分野で業績を挙げた。著書に『量子力学の数学的基礎』(みすず書房)、『ゲームの理論と経済行動』、『計算機と脳』(以上、ちくま学芸文庫)などがある。

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