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ちくま学芸文庫

初等数学史 上 古代・中世篇

図版・エピソード満載! 目にも楽しい数学史

厖大かつ精緻な文献調査にもとづく記念碑的著作。古代エジプト・バビロニアからギリシャ・インド・アラビアへいたる歴史を概観する。図版多数。

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09611-1

Cコード

0141

整理番号

-35-1

2015/04/08

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

数学―ひと口に「数学」と言っても、数の数えかた、数字の書きかた、計算のしかたなど、時代と地域によってその姿はさまざまだ。ギリシア人は論理的な厳密さを極め、インド人はゼロを発見した。数字を書いて筆算をする人もいれば、算板を使って計算をする人もいた。本書は厖大な文献をもとに各地・各時代の事跡を収集。正確かつ内容豊富な叙述は、原書刊行から100年以上たった今なお他の追随を許さない。図版満載で読みやすい、数学史研究の記念碑的名著。文庫化にあたり中村滋氏による校訂を施した。

目次

序説 数え方と数字(数え方
記数法)
第1篇 古代の数学(算術と代数
幾何学と三角法)
第2篇 中世の数学(算術と代数
幾何学と三角法)

著作者プロフィール

フロリアンカジョリ

( ふろりあん・かじょり )

1859-1930年。スイスに生まれる。16歳のときに渡米しウィスコンシン大学で学位取得。テューレーン大学教授、コロラド大学教授等を経て、カリフォルニア大学バークレー校に数学史教授として就任。著書にA History of Mathematics,A History of Mathematical Notationsなどがある。

小倉金之助

( おぐら・きんのすけ )

1885-1962年。東京物理学校卒業。林鶴一のもとで数学を学び、微分幾何の研究で学位を取得。本書の翻訳を契機に数学史研究を始めた。著書に『日本の数学』(岩波新書)、『一数学者の回想』(筑摩叢書)などがある。

中村滋

( なかむら・しげる)

1943年生まれ。東京海洋大学名誉教授。著書に『数学史の小窓』(日本評論社)、『数学史:数学5000年の歩み』(室井和男との共著、共立出版)などがある。

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