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定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09744-6

Cコード

0133

整理番号

-5-1

2016/12/07

判型

文庫判

ページ数

240

解説

内容紹介

貧困、飢餓、格差、不平等…。いまだに解消の糸口すら見えない社会的難題をどうすれば克服できるのか。これこそ、1998年ノーベル経済学賞を受賞し、人文・社会科学全般に多大な影響を与えたアマルティア・センの経済理論が常に問うてきたものである。「経済学は現実の人間を取り扱う学問のはずだ」と本書で強調するセンは、かつて不可分であった倫理学的な観点を導入することで、経済学をこうした難問に向き合うことのできる、真に現実に根ざした学問へと展開させていこうとする。その根幹にある思想をセン自身がこのうえなく明快に語った、最良

目次

第1章 経済行動と道徳感情(二つの起源
成果と弱点
経済的行動と合理性 ほか)
第2章 経済的判断と道徳哲学(効用の個人間比較
パレート最適と経済的効率
効用、パレート最適、厚生主義 ほか)
第3章 自由と結果(豊かな生、行為主体性、自由
多元性と評価
不完全性と過剰な完全性 ほか)

著作者プロフィール

アマルティア・セン

( せん,あまるてぃあ )

1933年、インドに生まれる。カルカッタ大学を卒業後、ケンブリッジ大学で博士号を取得。LSE、ハーバード大学、ケンブリッジ大学などの教授を歴任。社会的選択理論や厚生経済学、開発経済学などの発展に大きく寄与し、人文・社会科学全般に影響を与える。98年には、「所得分配の不平等にかかわる理論や、貧困と飢餓に関する研究についての貢献」により、ノーベル経済学賞を受賞。主な著書に、『集合的選択と社会的厚生』『自由と経済開発』などがある。

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