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ちくま学芸文庫

読んでいない本について堂々と語る方法

定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09757-6

Cコード

0198

整理番号

-46-1

2016/10/06

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ―大胆不敵なテーゼをひっさげて、フランス文壇の鬼才が放つ世界的ベストセラー。ヴァレリー、エーコ、漱石など、古今東西の名作から読書をめぐるシーンをとりあげ、知識人たちがいかに鮮やかに「読んだふり」をやってのけたかを例証。テクストの細部にひきずられて自分を見失うことなく、その書物の位置づけを大づかみに捉える力こそ、「教養」の正体なのだ。そのコツさえ押さえれば、とっさのコメントも、レポートや小論文も、もう怖くない!すべての読書家必携の

目次


1 未読の諸段階(「読んでいない」にも色々あって…)(ぜんぜん読んだことのない本
ざっと読んだ(流し読みをした)ことがある本
人から聞いたことがある本
読んだことはあるが忘れてしまった本)
2 どんな状況でコメントするのか(大勢の人の前で
教師の面前で
作家を前にして
愛する人の前で)
3 心がまえ(気後れしない
自分の考えを押しつける
本をでっち上げる
自分自身について語る)
結び

著作者プロフィール

大浦康介

( おおうら・やすすけ )

京都大学人文科学研究所教授。専門は文学・表象理論。訳書にバイヤール『アクロイドを殺したのはだれか』、ヤン・アペリ『ファラゴ』などがある。

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