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定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09790-3

Cコード

0171

整理番号

-44-1

2017/04/06

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

芸術にも科学を―。20世紀はじめに“抽象絵画”の概念をいち早く提唱し、絵画作品の新局面を切り開いたカンディンスキーが試みたのは、絵画の構成要素を徹底的に分析し、理論的・科学的に吟味することだった。点や線がもつ本源的な力を把握すること。そうしてこそ、それらが平面の上に置かれたときに相互に共鳴し合い、生きた作品としての“コンポジション”が実現するのだ。絵画にとどまらず、さまざまな造形芸術に大きな影響を与えた古典的名著。

目次

序論


地‐平面
付録

著作者プロフィール

ヴァシリー・カンディンスキー

( かんでぃんすきー,ヴぁしりー )

1866-1944年。ロシア生まれ。大学では法律を学ぶも、1896年にミュンヘンに移り本格的な絵の勉強を始める。1911年にフランツ・マルクとともに「青騎士」を結成。1922年以降はバウハウスで教官を務めた。抽象絵画の提唱者として、絵画作品では「コンポジション」シリーズ、著作では本書のほか『芸術における精神的なもの』が有名。

宮島久雄

( みやじま・ひさお )

1936年、大阪府生まれ。京都工芸繊維大学教授、京都大学教授、国立国際美術館長、高松市美術館長などを歴任。著書に『関西モダンデザイン史』(中央公論美術出版)など、訳書にモンドリアン『新しい造形』(バウハウス叢書、中央公論美術出版)などがある。

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