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ちくま学芸文庫

美少女美術史

——人々を惑わせる究極の美

定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09800-9

Cコード

0170

整理番号

-55-4

2017/06/06

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

この世でもっとも純粋で美しいもの―それは愛らしい少女たちの姿。なぜ、彼女たちは時代によって、エロスを漂わせた存在として表現されたり、性をそぎ落とされたけがれない姿で描かれたりと、変貌をくり返してきたのか?そこには人間のどのような理想と欲望が映し出されているのか?あらゆる女性の理想とされたあどけない聖母マリアから、突如挑発的な姿を露わにし始める現代の少女たちまで、200点の名画の裏に隠されたメッセージを読み解く。色鮮やかな図版が誘う究極の美の世界。

目次

第1章 美少女美術の黄金時代
第2章 神話世界の美少女
第3章 キリスト教と美少女
第4章 美少女の復活
第5章 「美少女」の誕生
第6章 印象派と世紀末の美少女

著作者プロフィール

池上英洋

( いけがみ・ひでひろ )

池上 英洋(いけがみ・ひでひろ):1967年、広島県生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。現在、東京造形大学教授。専門はイタリア・ルネサンスを中心とする西洋美術史・文化史。『レオナルド・ダ・ヴィンチ――生涯と芸術のすべて』(筑摩書房)で第4回フォスコ・マライーニ賞を受賞、2007年に開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチ――天才の実像」展では日本側の監修者となった。『錬金術の歴史』(創元社)、『「失われた名画」の展覧会』(大和書房)、『西洋美術史入門』、『西洋美術史入門〈実践編〉』、『死と復活――「狂気の母」の図像から読むキリスト教』(筑摩書房)など著書多数。日本文藝家協会会員。

荒井咲紀

( あらい・さき )

ライター。國學院大學大学院博士前期課程修了(西洋美術史専攻)。著書に『西洋美術入門 絵画の見かた』『いちばん親切な西洋美術史』(共著、新星出版社)、『[名画]と読む危険な美女』(共著、PHPエディターズ・グループ)、『モネと印象派』『ギリシア・ローマ神話の世界』(共著、洋泉社)など。

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