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定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09900-6

Cコード

0177

整理番号

-20-3

2019/01/09

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

日本の国民食ラーメン。そこには、中国伝来の製麺技術が吸収・同化されたうえで、日本料理ならではの伝統がいくつも盛り込まれている。明治維新までの肉食忌避が解消され、安くてうまくて栄養いっぱいの食べ物が求められるようになると、全国で爆発的に普及。インスタントラーメンの発明を経て、世界中に広まっていく。外来文化を取り入れては積極的なアレンジを繰返す、日本人の凄まじい情熱と知恵。本書は、膨大な史料を踏まえて描かれた壮大な歴史ドラマである。巷間のラーメン情報の底本となったラーメン通史の決定版。

目次

プロローグ ラーメンの魅力と不思議
第1章 中国めん料理の発達小史
第2章 日本のめん食文化の歩み
第3章 ラーメンへの芽生え
第4章 料理書にみるラーメンへの変遷
第5章 ラーメンの魅力を探る
第6章 日本が生んだ世界のラーメン
第7章 こだわりの味・くせになる味
エピローグ ラーメンと日本人

著作者プロフィール

岡田哲

( おかだ・てつ )

1931年生まれ。食文化史研究家。東京大学農学部農芸化学科卒業。日清製粉(株)勤務後、1994~1997年、放送大学食文化史担当。全国調理師養成施設協会『調理用語辞典(改訂版)』の編集委員。主な著書に、『明治洋食事始め とんかつの誕生』(講談社学術文庫)、『コムギ粉の食文化史』(朝倉書店)、『カステラ文化誌全書』(共著、平凡社)、『日本の味探究事典』『世界の味探究事典』『コムギ粉料理探究事典』『コムギの食文化を知る事典』『食の文化を知る事典』(東京堂出版)、『ラーメンの誕生』『たべもの起源事典 日本編』(筑摩書房)などがある。

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