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ちくま文庫

平身傾聴 裏街道戦後史 遊びの道巡礼

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42333-7

Cコード

0195

整理番号

-36-7

2007/06/06

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

色町の、失われつつある情緒を求めて東海道から神戸まで。そして「遊びも芸のうち」、落語家・役者・幇間・にわか師…遊芸稼業人たちの色ざんげ。小沢昭一の、一連の放浪芸探索旅の出発点ともいうべき、その道のプロたちへのリスペクトあふれるインタビューを、同行した永六輔がまとめあげたもの。下巻は「遊びの道巡礼」。通読すれば、日本の戦後風俗のかたちがうかびあがってくる。

目次

1 東名神好色道路(湯の町情緒の面影いまいずこ―熱海
情が移れば本気になる困ったわたし―浜松
憎い仕打ちをうらまない柳ヶ瀬の夜の蝶―岐阜
しのぶ思いを振袖に淡く哀しい舞妓人生―京都
七色にキラリと光るVサインの奥―大阪
刺青に生きて七年間、彫師の皮膚芸術―神戸)
2 陰学寄席(年増と芸者に秘術つくして七十八年―桂文治(先々代)
お医者ゴッコに始まって、七十五歳の海女サン相手まで―博多玄海
助平は嫌いだけれどド助平なら大好き―高屋朗未亡人
女を抱くのはお金を払うべきです―桜川ぴん助・美代鶴
頭蓋骨をポリポリかじるのが何よりの精力剤―一輪亭花咲
牛太郎もやりました 幇間もやりました―橘家円蔵(先代)
昔は赤いものがチラチラするだけで大喜びしたのに…―天野豆子)

著作者プロフィール

小沢昭一

( おざわ・しょういち )

昭和4年、東京生まれ。早稲田大学卒業。俳優座養成所をへて、昭和26年俳優座公演で初舞台。以後、新劇・映画・テレビ・ラジオと幅広く活躍。一方、民俗芸能の研究にも力をそそぎ、レコード「日本の放浪芸」シリーズの製作により、昭和49年度芸術選奨新人賞を受賞。著作活動も、著書『ものがたり・芸能と社会』(新潮学芸賞)のほか『珍奇絶倫小沢大写真館』(ちくま文庫)、『小沢昭一百景 随筆随談選集』(全6巻 晶文社)、『放浪芸雑録』(白水社)など多数。平成6年度、紫綬褒章受章。平成12年「紀伊國屋演劇賞個人賞」「読売演劇大賞優秀男優賞」を受賞。平成13年度、勲四等旭日小綬章受章。平成17年、朝日賞受賞。平成24年12月10日、逝去。

永六輔

( えい・ろくすけ )

1933(昭和8)年東京浅草生まれ。中学生のころから投稿活動を始める。早稲田大学在学中には三木トリロー文芸部に招かれ、NHKラジオ『日曜娯楽版』の作家陣に加わる。大学中退後、放送作家、作詞家、司会者など多角的で活発な活躍をつづけた。1959(昭和34)年には作曲家中村八大と組んで作詞した「黒い花びら」がレコード大賞受賞。そのほか数々のヒット作を手掛けた。いっぽうで伝統文化への応援活動や社会的な発言でも知られた。著書多数。2016年没。

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