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ちくま文庫

第二次大戦とは何だったのか

定価

814

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42353-5

Cコード

0120

整理番号

-37-2

2007/07/10

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

第二次世界大戦は「民衆の戦争」と呼ばれたにもかかわらず、「わずか数名の指導者が基本的な決定を下し、人類の運命を左右した戦争だった」。彼らはどのような意志をもってその時に臨み、どのようなヴィジョンに支えられて行動したか。また、そのリーダーシップはどう発揮されたのか。世界が第一次大戦前のパワー・ポリティクスに回帰しつつあるかに見える現在、指導者たちの思想と行動の分析を通して歴史の教訓を描き出す。

目次

1 戦争の世紀(欧州にとっての第二次大戦
日本にとっての第二次大戦
戦争の世紀は終わらない)
2 指導者たち(シャルル・ド・ゴール―個人的な意志としての“国”
F.D.ルーズヴェルト―アパシィに根ざした政治
ウィンストン・チャーチル―“半分ヤンキー”という血統 ほか)
3 クリストファー・ソーン教授(人種―人間の「同一性と差異」
クリストファー・ソーン教授を悼む―『米英にとっての太平洋戦争』に触れて)
二十一世紀の戦争指導者―「文庫版あとがき」に代えて

著作者プロフィール

福田和也

( ふくだ・かずや )

1960-2024年、東京生まれ。文芸評論家。慶應義塾大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学名誉教授。1992年『日本の家郷』で第4回三島由紀夫賞を受賞。『甘美な人生』で平林たい子賞を受賞。著書に『奇妙な廃墟――フランスにおける反近代主義の系譜とコラボラトゥール』『日本人の目玉』『地ひらく──石原莞爾と昭和の夢』『山下奉文──昭和の悲劇』『乃木希典』『作家の値うち』『イデオロギーズ』『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』『贅沢な読書』『俗ニ生キ俗ニ死スベシ 俗生歳時記』『「内なる近代」の超克』、編著に『江藤淳コレクション』(全4巻)などがある。

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