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ちくま文庫

回転ドアは、順番に

熱い言葉が絡み合う―― スリリングな恋愛問答歌。

ある春の日に出会い、そして別れるまで。気鋭の歌人ふたりが、見つめ合い呼吸をはかりつつ投げ合う、スリリングな恋愛問答歌。 【解説: 金原瑞人 】

定価

638

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42388-7

Cコード

0192

整理番号

-20-1

2007/11/07

判型

文庫判

ページ数

208

解説

内容紹介

ある春の日に出会って、ある春の日に別れるまでの、恋愛問答歌。短歌と、そこに添えられた詩のような断章で、男と女、ふたりの想いがつづられる。紡ぎ出された言葉のひとつひとつが、絡み合い、濃密な時間を作り上げていく。短歌界注目のふたりによる、かつてないほどスリリングで熱い言葉の恋愛。文庫化にあたり、ストーリーに沿って1章ごとにふたりの自作解説を付加した。

目次

1 遠くから来る自転車を
2 青空くさいキスのはじまり
3 月を見ながら迷子になった
4 恋人のあくび涙
5 虹になんて謝らないわ
6 SHOCK RESISTANT
7 うわごとで名前を呼んで
8 が、生まれた日
9 空転の車輪
10 ささやいてください

著作者プロフィール

穂村弘

( ほむら・ひろし )

1962年北海道生まれ。歌人。90年、『シンジケート』でデビュー。現代短歌を代表する歌人として、エッセイや評論、絵本など幅広く活躍。『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、連作「楽しい一日」で第44回短歌研究賞、『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞を受賞。歌集に『ラインマーカーズ』『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』など。

東直子

( ひがし・なおこ )

1963年、広島生まれ。歌人、小説家。絵本や童話、イラストレーションも手がける。歌壇、角川短歌賞選考委員。東京新聞歌壇選者。「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞、『いとも森の家』で第31回坪田譲治文学賞を受賞。歌集に『十階』、小説に『水銀灯が消えるまで』『とりつくしま』『さようなら窓』、エッセイ集に『短歌の不思議』、穂村弘との共著『回転ドアは、順番に』『しびれる短歌』がある。

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