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ちくま文庫

世界のピアニスト 吉田秀和コレクション

華麗な旋律と深い詩 名ピアニストたちの芸術

アルゲリッチ、グールド、リヒテル…名ピアニストたちの芸術の特質と魅力を明晰に論じる愉しさあふれる演奏家論。 【解説: 青柳いづみこ 】

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42393-1

Cコード

0173

整理番号

-20-3

2008/05/08

判型

文庫判

ページ数

576

解説

内容紹介

ポリーニ、アルゲリッチ、グールド、ホロヴィッツ、リヒテル、ツィマーマン…世界の名ピアニスト29人に光をあて、その芸術の特性と演奏家独自の魅力を明晰な文章で論じる。ピアノ演奏の歴史をふり返り、文化的背景の考察もふまえて演奏家の内面に鋭く分け入り音楽の深い魅惑を指し示す。不世出の音楽批評家が、ピアニストたちの美の世界の魅力を語る愉しくも華麗な演奏論。

目次

グルード
ベネデッティ・ミケランジェーリ
ルビンシュタイン
ゲルバー
ホフマンとソロモン
アルゲリッチ
アシュケナージ
グルダ
ギレリス
バックハウス〔ほか〕

著作者プロフィール

吉田秀和

( よしだ・ひでかず )

1913年9月23日、日本橋生れ。東京大学仏文科卒。現在、水戸芸術館館長。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年度朝日賞、『マネの肖像』で読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章。著書多数。

この本への感想

 ピアニストについての評論ということで、3年ぐらい前にこの本を読んでみた。そのときは恥ずかしながら、「吉田秀和」という名前は知らなかった。ましてやその人が90歳を超えてなお「健在」どころか「現役」でさえあるなどとは。

 読んでみると、書いた人がすごいとわかる。吉田さんの言葉遣いのリズムというのだろうか。頭の中で音楽が流れるのである。いや、もちろんそんなことはありえないので、そんな気がするのである。

 結局私は、ちくま文庫で出ている全8冊をそろえてしまった(うち『セザンヌ物語』と『世界の演奏家』は積読中であるが)。

 100歳になってもラジオの番組を続けているのではないか、そんな気もしていたが、残念である。いまごろは天国で加藤周一さんと文学談義でもしているだろうか。

中村義隆

さん
update: 2012/05/27

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