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ちくま文庫

人生を〈半分〉降りる 

——哲学的生き方のすすめ

哲学者が制作するものは 彼の生活である。(ニーチェ)

哲学的に生きるには<半隠退>というスタイルを貫くしかない。「清貧」とは異なるその意味と方法を、自身の体験を素材に解き明かす。 【解説: 中野翠 】

定価

770

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42412-9

Cコード

0195

整理番号

-27-4

2008/01/09

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

やがて確実に訪れる死を前にすると、「哲学的な生き方」をするために残された時間は短く、不要なことは出来る限り省くほかない。そのように自己中心的な態度を貫き、世間と妥協せずに生きることは、結果として不幸をもたらすことになるが、それを自覚して生きることこそが大事なのだ。「半隠遁」という宙ぶらりんな生き方に潜む、懐疑的で批判的な精神の意味を解き明かす。

目次

プロローグ―あなたはまもなく死んでしまう
1章 「繊細な精神」のすすめ
2章 「批判精神」のすすめ
3章 「懐疑精神」のすすめ
4章 「自己中心主義」のすすめ
5章 「世間と妥協しないこと」のすすめ
6章 「不幸を自覚すること」のすすめ
エピローグ―そして、あなたはまもなく死んでしまう

著作者プロフィール

中島義道

( なかじま・よしみち )

中島 義道(なかじま・よしみち):1946年福岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学院人文科学研究科修士課程修了。ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士)。電気通信大学教授を経て、現在は哲学塾主宰。著書に『不在の哲学』(ちくま学芸文庫)、『反〈絆〉論』(ちくま新書)、『私の嫌いな10の言葉』『私の嫌いな10の人びと』(以上、新潮文庫)、『生き生きした過去――大森荘蔵の時間論、その批判的解読』(河出書房新社)などがある。

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