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ちくま文庫

田中清玄自伝

昭和史を駆け抜けた男の 「夢と真実」

戦前は武装共産党の指導者、戦後は国際石油戦争に関わるなど、激動の昭和を侍の末裔として多彩な人脈を繰りながら駆け抜けた男の「夢と真実」。

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42440-2

Cコード

0123

整理番号

-56-1

2008/05/08

判型

文庫判

ページ数

400

解説

内容紹介

侍の末裔としての自負に支えられた彼の人生は、波乱に富んだものだった。戦前は武装共産党の指導者として活躍したが、転向後は昭和天皇への直言や共産勢力との対決、そして国際石油取引での暗躍や鄧小平、オットー大公との交流、それに今西錦司とハイエクの対談を企画するなど、激動の時代を鋭い先見性と度胸で生き抜いた。その痛快な人生は昭和の裏面史そのものである。二年間に及ぶロングインタビューを元に、自伝として編纂したもの。

目次

第1章 会津武士と武装共産党(流れている会津武士の血
出獄後にもらった一万円 ほか)
第2章 昭和天皇と玄峰老師(獄中結婚のいきさつ
山本玄峰老師の膝下で修行 ほか)
第3章 オットー大公と田岡一雄(米ソ諜報機関が接触
全学連に資金を提供 ほか)
第4章 世界の石油と鄧小平(アブダビ首長との出会い
失敗した北海原油工作 ほか)
第5章 ハイエク教授と今西錦司教授(素晴らしい経済人たち
歴代総理の人物月旦 ほか)

著作者プロフィール

田中清玄

( たなか・せいげん )

1906-93年。北海道生まれ。1927年、東大在学中に共産党に入党。30年の再建大会で書記長となり、武装共産党を指導する。34年に転向し、戦後は“大物フィクサー”として、日本国内はもとより中東やインドネシア、中国など国内外で活躍した。

大須賀瑞夫

( おおすが・みずお )

1943年福島県生まれ。67年、早稲田大学政経学部を卒業し、毎日新聞社に入社する。東京本社政治部、サンデー毎日編集部、政治部副部長などを経て96年に退社。現在はフリーのジャーナリストとして活動している。

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