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定価

748

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42474-7

Cコード

0140

整理番号

-17-2

2008/10/08

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

脳という物質に「クオリア」にみちた意識が宿るのはなぜか。人はなぜ他人の気持ちがわかり、自分が自分であると認識できるのか。知性や創造力はどのように育まれるのか。この不確実な世界を生き抜く脳の潜在能力とはいかなるものか。…脳科学の最前線を斬り進む茂木健一郎が、こうした難問をめぐって基礎の基礎から個人授業!愉快かつ深遠な語り口で人間存在の謎の核心にいざなう贅沢な一冊。

目次

脳を見張っているのは誰だ?
「あ、ぼくも食べたい」と思ったサル
人間はゾンビでもまったくかまわない!?
隣りしか見えないはずの「神経細胞くん」になぜかとてつもない能力が宿り…
動物に意識はあるか?
脳全体を見ている「誰か」を気づかせるもの
想像の少女が現実に見えるとき
科学革命はいかにして起こるか
人間とゾンビとの距離
知性の本質は渋谷でナンパすることにある?
ありふれた脳の動きのなかに飛んでいる想像力の芽がある
脳内物質で揺れ動く心
人間の脳は不確実性の対処するためにできた
脳のなかにヒ棲む小さな神

著作者プロフィール

茂木健一郎

( もぎ・けんいちろう )

1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。「クオリア」をキーワードとして、心と脳の関係を探究している。著書に『意識とはなにか』『「脳」整理法』(以上、ちくま新書)、『生きて死ぬ私』(ちくま文庫)、『クオリア入門』(ちくま学芸文庫)、『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『心を生みだす脳のシステム』(NHKブックス)、『ひらめき脳』(新潮新書)、『脳と仮想』(新潮文庫)など多数。(著者近影:坂本真典)

歌田明弘

( うただ・あきひろ )

1958年生まれ。東京大学文学部卒業。『現代思想』編集部、『ユリイカ』編集長などを経て執筆活動。メディア論や現代社会論を主なフィールドとする。文藝家協会電子書籍出版検討委員会委員長や早稲田大学・東京学芸大学などの講師も務める。著書に『本の未来はどうなるか』(中公新書)、『「ネットの未来」探検ガイド』(岩波アクティブ新書)、『科学大国アメリカは原爆投下によって生まれた』(平凡社)、『ネットはテレビをどう呑みこむのか?」(アスキー新書)、共著に『茂木健一郎の脳科学講義』(ちくま文庫)などがある。

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