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定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42491-4

Cコード

0100

整理番号

-38-2

2008/12/10

判型

文庫判

ページ数

496

解説

内容紹介

明治から昭和まで古本屋業界をささえた異色人物伝。デビューまえの江戸川乱歩、戦後貸本屋を始めた鎌倉文士など作家商法の数々。古本の正札販売を初めて導入した岩波茂雄や反町茂雄、斎藤昌三ら文化的業績を残した面々。古書展、目録販売からスーパーでの即売まで、あの手この手のアイディアマンたち。怪しくも魅惑的な多面的業界に生きた男たちを描き出す。

目次

第1章 下町の古本屋(市場で見せた古本捌きの名人芸―書店・島田道之助
日記に残された戦時下の古本屋―杉山書店・杉山留治 ほか)
第2章 忘れがたき同業者たち(テレビ局を定年後、文学書の通販―くぬぎ文庫・渡辺九郎
親子二代で市場の名物男―新松堂・杉野宏 ほか)
第3章 作家たちの古本屋(江戸川乱歩の古本屋時代―三人書房・平井太郎
乱歩の弟は好事家に知られた通販業―壷中庵・平井通 ほか)
第4章 多芸多才な人々(画期的だった古本の正札販売―岩波書店・岩波茂雄
書誌学者にして書物蒐集家―詩仙洞・石川巖 ほか)
第5章 古本業界の先達たち(蔵書印でいまも信頼される江戸の古本屋―待賈堂・達摩屋五一
緑雨が描く古本屋の小僧さん―浅吉・吉田音次郎 ほか)

著作者プロフィール

青木正美

( あおき・まさみ )

1933年東京生まれ。50年都立上野高校定時制を中退。53年葛飾区堀切に古本屋を開業。仕事のかたわら、近代作家の自筆原稿・書簡類、無名の人たちの日記などを蒐集する。86年同業3人で季刊誌「古本屋」を創刊、5年間で10冊を刊行し終了する。主な著書に『古書肆・弘文荘訪問記』『ある古本屋の生涯』『「悪い仲間」考』(以上、日本古書通信社)、『二十歳の日記』『近代詩人・歌人自筆原稿集』『大衆文学自筆原稿集』(以上、東京堂出版)、『自己中心の文学 日記が語る明治・大正・昭和』(博文館新社)など、ほか多数ある。

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