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ちくま文庫

江戸百夢 

——近世図像学の楽しみ

「るつぼ」日本を 百の図像で読む

世界の都市を含みこむ「るつぼ」江戸の百の図像(手拭いから彫刻まで)を縦横無尽に読み解く。芸術選奨文科大臣賞、サントリー学芸賞受賞。

平成12年度芸術選奨文部科学大臣賞、サントリー学芸賞

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42699-4

Cコード

0121

整理番号

-58-2

2010/05/10

判型

文庫判

ページ数

176

解説

内容紹介

何があってもおかしくない「江戸」時代。何が起こっても不思議でない都市「江戸」。それは、アムステルダムも蘇州もソウルも含みこむ場所であり、彫刻、絵画から手拭いまで、百のお多福、蝶、馬が駆け巡り、ベルニーニのエクスタシーもフェルメールの新興市民も全てをるつぼのように内在させていた。それら図像を縦横無尽に読み解く快著。芸術選奨文科大臣賞、サントリー学芸賞受賞。

目次

大根だって死ねばスター
蝶々だけの宇宙
猿も気からモデル
河原のまいにち
西洋東洋渾然一体
謎の花々
お多福をもういちど
猫も踊る世の中
獅子が空を飛ぶ
馬は二つの宇宙を駆けめぐる〔ほか〕

著作者プロフィール

田中優子

( たなか・ゆうこ )

1952年神奈川県横浜市生まれ。1980年法政大学大学院博士課程(日本文学専攻)修了。法政大学社会学部教授(近世文学)。2014年4月から法政大学総長。『江戸百夢』(朝日新聞社、ちくま文庫)で芸術選奨文部科学大臣賞、サントリー学芸賞受賞。2005年紫綬褒章受章。著書に、『江戸の想像力』(ちくま学芸文庫、芸術選奨文部大臣新人賞受賞)、『春画のからくり』『きもの草子』『張形と江戸女』(ちくま文庫)、『未来のための江戸学』(小学館101新書)、『グローバリゼーションの中の江戸』(岩波ジュニア新書)、『鄙への想い』(写真・石山貴美子、清流出版)など。

この本への感想

多様で豊富な図像がうれしい
 まず図像の多様で豊富なことがうれしい。第二に著者の読み解き方が押しつけがましくなく、作品を楽しんでいることが伝わってきて、記述はなるほどと納得させられます。
 私が実物を見たのは20点程度にすぎません。今後もその数が急に増えるとは思われませんので、図版だけの接触に終わるものも多いでしょう。
 それだからこそ、このような本はありがたいです。

さかな

さん
update: 2010/06/01

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