loading...

ちくま文庫

消費社会から格差社会へ

——1980年代からの変容

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42729-8

Cコード

0136

整理番号

-26-2

2010/09/08

判型

文庫判

ページ数

224

解説

内容紹介

80年代にピークに達した大衆消費社会は、バブル崩壊、「失われた10年」を経てゼロ年代をむかえ、大きく変貌していった。少子化、負け犬、下流、派遣切り、ワーキング・プア、ニートといった問題が世間をにぎわせた裏には、何が隠されているのか。日本ではいま何が起きているのだろうか。60年代から社会の変化を見つめてきた2人が縦横無尽に語り尽くす。

目次

第1部 消費社会・格差社会論(『下流社会』診断
女子校文化と女性格差
八〇年代消費社会の禍根
少子化問題と子育て教育)
第2部 団塊世代・団塊ジュニア・ポスト団塊ジュニア論(団塊世代男のゆくえ
団塊ジュニアはマイホーム主義の失敗作か、傑作か
ポスト団塊ジュニア(Hanakoジュニア)の病理)
第3部 企業・個人史(パルコ個人史・三浦展
セゾングループとパルコ)

著作者プロフィール

三浦展

( みうら・あつし )

1958年新潟県生まれ。消費社会研究家、マーケティング・アナリスト。一橋大学社会学部卒業。86年、パルコのマーケティング雑誌『アクロス』編集長、90年、三菱総研を経て、99年、カルチャースタディーズ研究所設立。『下流社会』『東京は郊外から消えていく!』(光文社新書)、『第四の消費』(朝日新書)、『郊外はこれからどうなる?』(中公新書ラクレ)、『東京高級住宅地探訪』(晶文社)、『奇跡の団地 阿佐ヶ谷住宅』(王国社)、『「家族」と「幸福」の戦後史』(講談社現代新書)、『ファスト風土化する日本』(洋泉社)等、著書多数。

上野千鶴子

( うえの・ちづこ )

1948年富山県生まれ。社会学者。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクショネットワーク(WAN)理事長。専門学校、短大、大学、大学院、社会人教育などの高等教育機関で、40年間、教育と研究に従事。著書に『近代家族の成立と終焉』、『家父長制と資本』(岩波書店)、『おひとりさまの老後』(文春文庫)、『女ぎらい』(紀伊國屋書店)、『ケアの社会学』(太田出版)、『サヨナラ、学校化社会』など多数。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま文庫」でいま人気の本

いま話題の本