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ちくま文庫

暴力団追放を疑え

定価

682

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42784-7

Cコード

0136

整理番号

-29-2

2011/01/06

判型

文庫判

ページ数

192

解説

内容紹介

峻烈さを増す暴力団排除の動き。今や銀行口座開設、不動産契約からも、暴力団関係者は除外されつつある。しかし、ヤクザの実態が正しく伝わらないなかで、異論を挟むことも許さない排除運動は何をもたらすのだろうか?アウトロー史観ともいうべき独自の視点を持つ著者が、近年の暴力団追放の風潮の裏に潜む、警察利権の問題、管理型社会の進行に警鐘を鳴らす。

目次

プロローグ ヤクザが消えた街
第1章 暴対法は誰のために
第2章 頂上作戦の今と昔
第3章 変わっていくヤクザ
第4章 アホな正義に騙されるな
第5章 福岡県警による言論規制
第6章 相撲界と「暴力団」
エピローグ ヤクザもいる明るい社会
清潔なファシズムへの道 あとがきにかえて

著作者プロフィール

宮崎学

( みやざき・まなぶ )

1945年京都生まれ。父は京都のヤクザ初代寺村組親分。早稲田大学中退。在学中は日本共産党系の学生運動に参加、対立する新左翼諸党派との武力衝突を最先頭で指揮。その後、実家の稼業である建築解体業や雑誌記者などをへて、1996年、自伝的作品『突破者』でデビュー。主な著書に『ヤクザと日本』(ちくま新書)、『近代ヤクザ肯定論』『暴力団追放を疑え』(以上、ちくま文庫)、共著書に『「暴力団壊滅」論』(筑摩書房)などがある。

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