loading...

ちくま文庫

桜のいのち庭のこころ

桜守三代 とっておきの桜のはなし

花は桜の最後の仕事なんですわ。花を散らして初めて芽が出て一年間の営みが始まるんです――桜守と呼ばれる男が語る、桜と庭の尽きない話。

定価

770

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42919-3

Cコード

0161

整理番号

-38-1

2012/04/10

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

「桜は全部下を向いて咲くんです。ですから中へ入り込んで見て、初めて桜も喜ぶんです。横から見ては、全然あきませんものね」桜守と呼ばれる京都仁和寺出入りの植木職、十六代目佐野藤右衛門が語る、とっておきの桜のはなし。

目次

1 京都山越と植木屋・植藤(十六代目・佐野藤右衛門
代々仁和寺に仕えた百姓ですわ ほか)
2 桜のいのち(桜道楽、桜守三代
シベリア鉄道沿いに百万本の桜を ほか)
3 庭のこころ(庭をつくるということ
庭は手入れでなしに守りですわ ほか)
4 自然と昔の人の知恵(大切な自然を理解する心
なぜ神社に大銀杏があるのか ほか)
5 植木職の今日と明日(百まいて十残る仕事
四季とともにある職業 ほか)

著作者プロフィール

佐野藤右衛門

( さの・とうえもん )

1928年京都生まれ。代々「藤右衛門」を襲名する造園業・植藤の十六代目。十四代目から全国の桜の調査を始め、三代にわたる成果を『さくら大観』『京の桜』にまとめた。京都円山公園の桜、ドイツ・ロストックの桜など、内外の桜を育てている。著書に本書のほか『櫻よ』など。97年にユネスコ本部から「ピカソ・メダル」を、99年には「勲五等双光旭日章」を受章。

塩野米松

( しおの・よねまつ )

1947年、秋田県角館生まれ。作家。著書に宮大工棟梁・西岡常一、小川三夫、その弟子たちからの聞き書き『木のいのち木のこころ』のほか、『木の教え』『手業に学べ』など。聞き書きの名手。失われゆく伝統文化・技術の記録に精力的に取り組んでいる。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま文庫」でいま人気の本

いま話題の本