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ちくま文庫

快楽としての読書 海外篇

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42938-4

Cコード

0195

整理番号

-12-3

2012/05/09

判型

文庫判

ページ数

480

解説

内容紹介

中身があって、面白くて、書き方が洒落ている。そして、その本をすぐに読みたくなる。それが丸谷書評の魅力だ。海外の傑作を熱烈に推薦した114篇。聖書とホメロスの新訳を味わい、中世フランスの村の記録に驚く。ナボコフ、クンデラ、エーコ、カズオ・イシグロ、そしてマルケス、バルガス=リョサの魅力を語り、チャンドラー、フォーサイスを楽しむ。書評傑作選第二弾。

目次

1 イギリスの書評に学ぶ(イギリス書評の藝と風格について
マンゾーニ『いいなづけ』の書評を書き直す
カズオ・イシグロ『日の名残り』の書評に書き足す)
2 書評114選(シャガールの油絵のやう―アファナーシエフ『ロシア民話集』
愛のかたち―アルベローニ『友情論』『エロティシズム』
アッラーの恵み―『アラビアン・ナイト』
人間として生きることの誠実さ―W.H.オーデン『オーデン わが読書』
色名帖―ポール・オースター『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』 ほか)

著作者プロフィール

丸谷才一

( まるや・さいいち )

1925-2012。山形県鶴岡市生れ。小説・批評・翻訳と、幅広い分野で活躍。68年『年の残り』で芥川賞、72年『たった一人の反乱』で谷崎賞、74年『後鳥羽院』で読売文学賞、85年『忠臣藏とは何か』で野間文芸賞、88年「樹影譚」で川端康成文学賞、99年『新々百人一首』で大佛次郎賞、2001年菊池寛賞、03年『輝く日の宮』で泉鏡花賞および朝日賞、10年『若い藝術家の肖像』(ジェイムズ・ジョイス)の翻訳で読売文学賞を受賞。2011年、文化勲章を受章した。

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