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ちくま文庫

快楽としてのミステリー

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42999-5

Cコード

0195

整理番号

-12-4

2012/11/07

判型

文庫判

ページ数

480

解説

内容紹介

探偵小説を愛読して半世紀。ミステリーの楽しみを自在に語る待望のオリジナル文庫。ミステリー批評の名作として名高い『深夜の散歩』から最新の書評まで。ポー、ドイル、チェスタトンからクリスティー、フレミング、チャンドラーまで、そして、グリーン、バルガス=リョサ、エーコまで、さらには、松本清張から大岡昇平、大沢在昌まで、あっと驚く斬新華麗な名篇揃い。

目次

1 ハヤカワ・ポケット・ミステリは遊びの文化―鼎談・丸谷才一×向井敏×瀬戸川猛資
2 深夜の散歩―マイ・スィン(クリスマス・ストーリーについて
すれつからしの読者のために ほか)
3 女のミステリー(酔つぱらひとアメリカ―クレイグ・ライス『素晴らしき犯罪』
ヨーロッパへゆく―パトリシア・ハイスミス『太陽がいっぱい』)
4 ミステリーの愉しみ―ホームズから007、マーロウまで(終り方が大切―エリック・アンブラー『影の軍隊』
角川映画とチャンドラーの奇妙な関係―レイモンド・チャンドラー『プレイバック』 ほか)
5 ミステリー書評29選(探偵小説に逆らつてロバート・L.フィッシュ『懐しい殺人』
彼女はなぜ殺されたかミュリエル・スパーク『運転席』 ほか)
6 文学、そしてミステリー(エンターテインメントとは何か―グレアム・グリーン
ブラウン神父の周辺 ほか)

著作者プロフィール

丸谷才一

( まるや・さいいち )

1925-2012。山形県鶴岡市生れ。小説・批評・翻訳と、幅広い分野で活躍。68年『年の残り』で芥川賞、72年『たった一人の反乱』で谷崎賞、74年『後鳥羽院』で読売文学賞、85年『忠臣藏とは何か』で野間文芸賞、88年「樹影譚」で川端康成文学賞、99年『新々百人一首』で大佛次郎賞、2001年菊池寛賞、03年『輝く日の宮』で泉鏡花賞および朝日賞、10年『若い藝術家の肖像』(ジェイムズ・ジョイス)の翻訳で読売文学賞を受賞。2011年、文化勲章を受章した。

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