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定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43047-2

Cコード

0177

整理番号

-78-1

2013/04/10

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

「哲学」と「そば打ち」、互いに広い間口を持つこのふたつが交わるとき、そこにはどんな世界が広がっているのか。―自分で種を播き、粉をひいて打つ、茹でる、そして食べる。まことに単純だが、決して容易でないそば打ちの極意を伝授し、愉楽を説く。知性と身体と感覚が交錯し、人生の風景を映し、出会いと別れの場所となる―この魅惑的な食物の世界を深く楽しみたい人のためのユニークな入門書。

目次

第1章 そばとのダイアローグ(そばを打つ―リズムの世界
そばつゆを仕込む―ハーモニーの世界
自分で粉を挽く―石臼のおもしろさ
趣味としてのそば)
第2部 そば十景(借景のなか
地図にない里
そば往生
旬の音
日本のお家芸 ほか)

著作者プロフィール

石川文康

( いしかわ・ふみやす )

1946年、北海道に生まれる。同志社大学大学院博士課程修了。ドイツ、ハイデルベルク大学、ボン大学に留学。ミュンヘン大学、トリアー大学にて客員研究。東北学院大学教授、日本カント協会役員を歴任。哲学博士(Dr.phil.)。専門はカントを中心とする近世ヨーロッパ哲学。国際学会での学術講演や研究雑誌への寄稿など、海外におけるカント哲学研究の最前線で活躍。著書に"Kants Denken von einem Dritten"(ドイツにて刊)、『カントはこう考えた』『そば打ちの哲学』(以上、筑摩書房)、『カント 第三の思考』『良心論――その哲学的試み』(名古屋大学出版会)などがある。2013年2月没。

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