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ちくま文庫

隠された日本 九州・東北 隠れ念仏と隠し念仏

日本には、300年の弾圧に耐えて守られた信仰があった

九州には、弾圧に耐えて守り抜かれた「隠れ念仏」があり、東北には、秘密結社のような信仰「隠し念仏」がある。知られざる日本人の信仰を探る。

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43172-1

Cコード

0115

整理番号

-79-5

2014/05/08

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

五木寛之が日本史の深層に潜むテーマを探訪するシリーズ「隠された日本」の第2弾。九州には、かつて一向宗が禁じられ、300年もの間の強烈な弾圧に耐えて守り続けた信仰、「隠れ念仏」の歴史がある。それに対して東北には、信仰を表に出さず秘密結社のように守り続け、「隠す」ことで結束した信仰「隠し念仏」がある。為政者の歴史ではなく、庶民の「こころの歴史」に焦点を当て、知られざる日本人の熱い信仰をあぶり出す。

目次

第1部 「隠れ念仏」と知られざる宗教弾圧(民衆が守り抜いた「隠れ念仏」
民衆の捨て身の抵抗運動
かつての日本にあった「魂の共同体」)
第2部 「隠し念仏」が語る魂の鉱脈(東北の隠された魂「隠し念仏」
『遠野物語』に秘められたもの
宮沢賢治の宗教心)

著作者プロフィール

五木寛之

( いつき・ひろゆき )

932年福岡県生まれ。朝鮮半島より引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。編集者、作詞家、ルポライター等を経て、66年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門』(筑豊篇他)で吉川英治文学賞を受賞。2002年に菊池寛賞を、英語版『TARIKI』が2002年度ブック・オブ・ザ・イヤースピリチュアル部門を、04年には仏教伝道文化賞、09年にはNHK放送文化賞、10年『親鸞』が毎日出版文化賞を受賞。主な著書に『辺界の輝き』(沖浦和光氏との共著)、『仏教のこころ』『自力と他力』『サンカの民と被差別の世界』『隠された日本』シリーズ(以上、ちくま文庫)『戒厳令の夜』『大河の一滴』、『他力』等がある。

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